津波から上手く避難するにはどうすればいい? 「波浪」と「津波」の違いについて

 

 

キミは津波が発生した時はどうやって避難する?

 

地震が発生すると高確率で発生する「津波」は、今までに幾度となく我々人類を脅かしてきた。

ひとたび津波が発生してしまえば、人名・家・建物・車等の貴重な財産を一瞬で飲み込んでいき、

終わった後も、今までの「当たり前だった生活」を送れなくなるぐらい悲惨な爪痕を残していく。

 

そうならない為に、日々研究と対策が施されてはいるものの、自然の力というのは驚異的で、

そういった努力でさえもものともしないぐらいの強大なパワーを持っている。

 

今回は「津波」について、触れていきたいと思う。

 

 

そもそも、「津波」とはなんだ?

津波(つなみ)とは、地震などが原因で、大規模な水が移動し、陸地に向かって押し寄せる高い波の事だ。

高い津波は、大きなエネルギーをもっていて、大型船や建物を運ぶほどの力をもっている。

 

津波は、あっという間に、沖合から陸地に押し寄せてくる。

推進5000Mのところでは、時速800mという速さで進んでいく。これはジェット機と同じレベルの速さだ。

 

水深が浅くなるにつれてスピードはやや遅くなるものの、水深500mで250km、100mで110kmと、

人間が全速力で走るよりも早いスピードを保っている。

 

陸地に近づくにつれてスピードは遅くなるが、遅くなると、

後ろからやってきた波が前の波を負いつくすため、高さが増す。

世界でも、「TSUNAMI」で通じる。

津波の「津」という言葉は「港」という意味で、港に押し寄せてきて大きな被害を出す大波

という意味で付けられたと考えられている。

 

以前の海外では、ハッキリと津波を指す言葉が存在してはいなかったが、

2004年に発生したスマトラ沖地震で、大規模な津波が発生したことで、改めて世界に「TSUNAMI」

として使われ、世界中に認識されることとなった。

 

「高波(波浪)」と「津波」の違いはなんだ?

ここで、一つ疑問が。

一体、「高波(波浪)」「津波」はどう違うのか?

どういった目安、判断基準で「高波」と「波浪」を分けるべきなのか?

 

台風などの大風で、海岸に高波が打ち寄せる事がある。

高波は、高さ10mほどになる事もあるが、海面近くの海水だけが風によって動かされているものだ。

 

一方、「津波」は海底から海面までの海全体が盛り上がり、大量の水が押し寄せてくる。

高波とはくらべものにならない大きさのエネルギーを持っている。

 

想像しずらいと思うので、もっと噛み砕いた説明で、図付きで説明する。

 

 

高波(波浪)は比較的縦の高さは大きいが横の長さが短い波が襲ってくる。

縦の高さは大きくても横の長さが短いため、

一時的に高い波が来るだけで津波ほどの大きな被害は無くて済む。

(それでも油断は禁物なので注意。)

 

それに対して津波縦の高さも高く、横の長さは何100キロまで遠くの彼方まで続いてる。

 

波浪は一時的な高い波が押し寄せてくる現象で、

津波は長期的な高い波の塊が長時間押し寄せてくる現象だというと、規模、大きさ、

今後の被害の大きさもケタ違いだという事がなんとなくイメージできただろうか?

 

 

津波は遠い国の地震が原因でも襲ってくる。

 

津波が起こるのは、海底の下を震源とする大きな地震が起こった時である事が多い。

地震の揺れを感じたら、津波の危険がある事を頭の片隅に置いておこう。

 

ただし、揺れが大きくなくても津波が起こることがある。

過去には日本の反対側で起こった地震によって津波が襲ってきたことも往々にしてある。

1960年5月22日(現地時間)に、南アフリカのチリ沖で、マグニチュード9.5という大規模な地震である、「バルディビア地震」が発生した。

日本からは遠く離れた場所で起きた地震だったため、日本では全く揺れを感じる事は無かったそうだ。

しかし、地震発生から22時間30分後の5月24日(日本時間)になって、東北地方の三陸海岸で津波が襲ってきた。

この津波は、最大で6mにも及び、北海道、岩手県、宮城県で津波による死者が出た。

 

津波が襲ってくる場所を調べるにはどうすればいい?

津波の被害を受けやすいのは、海岸に近い場所や、川にそった地域だ。

だが、東北地方太平洋沖地震では、海岸線から数kmも内陸に入ったところでも津波に襲われた地域がある。

 

また、海岸の近くでも、高い場所であれば、津波の被害を逃れられる場合もある。

さらに、地形によって、津波がさらに高くなることもある。

 

棲んでいる地域の自治体が、津波による災害の危険がある地域を表す、

「ハザードマップ」を作っている事があるので、見ておくとどこが危険か調べる事ができる。

 

また、国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」を見る事ができる自治体もある。

 

 

津波警報と津波注意報について

津波が来る危険性がある場合、気象庁から、テレビやラジオ、防災行政無線を通じて

津波予報が出される。津波警報には、予想される津波の高さによって、大津波警報津波警報がある。

 

それより低い予想の場合は、津波注意報が出される。津波予報がでたら、自分がいる地点に応じて、

すばやく対応する事が望ましい。

 

予報の種類 発表される津波の高さ 解説
津波警報 大津波
  • 3m
  • 4m
  • 6m
  • 8m
  • 10m以上
高いところで3m以上の津波が予想されるので、厳重な警戒が必要。
津波
  • 1m
  • 2m
高いところで2m程度の津波が予想されるので、警戒が必要。
津波注意報
  • 0.5m
高いところで0.5m程度の津波が予想されるので、注意が必要。

 

津波から身を守る方法を綴る前に、信じてはいけない「迷信」について書いていくので、

コレもチェックしておこう。

 

信じてはいけない津波の迷信

津波については、いろいろな迷信があり、それを信じたために被害に巻き込まれてしまう事もあるので、

注意しておこう。

 

×津波の前は潮が引く

 

よく、「津波の前は潮が引く」と言われているが、コレは当てにしてはいけない。

 

東北地方太平洋沖地震が起こった時も、

潮が引いてから避難しようとして犠牲になった人が大勢いるし、

「潮が引いたら津波が来る」という、科学的な根拠はない。

 

×地震雲がでたら地震及び津波が来る。

普段とは、カタチの違う雲が現れる時、「地震雲」と呼ばれ、地震が来るかもしれないと

注意喚起される事もあるが、雲の形と地震との関係はまったくわかっていない。

 

 

 

津波から身を守るには

津波に巻き込まれること危険を感じたら、一刻も早く、高い場所に避難する事が大切だ。

地震から津波まで、短い時間しかない事もあるので、とにかく「自分の身を守る事」を最優先に

考えて行動しよう。少しの気のゆるみが、命に関わる事を覚えておこう。

 

すぐに海岸から離れる。

海水浴などで海辺にいた時強い揺れやゆっくりした揺れを感じた時は、

津波警報などが出ていなくてもすぐに避難しよう。

 

海岸に行くときは、ラジオなどを持っていくといい。

また、津波警報や津波注意報が出ている時は、絶対に興味本位で海を見に行ったりしないでおこう。

 

「遠く」より、「高い」ところへ避難しよう。

海から遠くても、川が近くにある場合は、津波に巻き込まれる可能性がある。

また、平地では、海岸線から数kmの内陸部まで津波が押し寄せてくる事もある。

 

そのため、「遠い場所」も重要な要素ではあるものの、

どちらかと言うと、「高い場所」である事を優先して避難した方が、生き残る確率はグンと上がる。

 

高さの低い波でも油断しない様にしよう。

 

陸に上がった津波は、時速36kmで流れてくる。これは、自動車と同じスピードだ。

高さが50cmくらいの津波でも、流れが速いので足元をすくわれて倒れてしまうことがある。

 

もし万が一倒れてしまうと、なかなか立ち上がることが出来ず、溺れてしまう事もある。

なので、高さ数十センチだからといって侮らない様にしよう。

何度も押し寄せる可能性があるので、すぐに戻らない様にしよう。

津波の第一波が去ったからと言って安心してはいけない。

地形などの条件によっては、第二波が押し寄せてくる事があるためだ。

 

東北地方太平洋沖地震の時も、第一波の後で、

貴重品などを取りに家に戻った人が、次に押し寄せた津波に巻き込まれる事もあった。

 

完全に安全だと確認がとれるまでは、決して油断してはいけない。

「津波てんでんこ」という言葉を参考にしよう。

津波による被害の経験を持つ岩手県の三陸地方では、

「津波てんでんこ」という言い伝えがある。

 

これは、

「もし津波が襲ってきたら、てんでんばらばらに逃げよ。」

という意味を持っている。

 

つまり、家族の無事を確かめたいという気持ちがあるのはわかるが、

ここはグッとその気持ちを抑えて、まずは自分の身の安全を最優先に行動しよう。

 

もし、家族の安否を確かめようと一旦実家に戻ってしまうと、避難が間に合わなく可能性があるためだ。

平地では、高いビルなどへ避難しよう。

平地にいるときは、高台などに避難している時間がない場合がある。

自治体によっては、津波避難ビルを設けているKともあるので、緊急時にはこのようなビルに避難しよう。

また、津波避難タワーや津波シェルターが作られている事もあるので、普段から確認しておこう。

 

 




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