凍傷に陥ってしまったら 凍傷になった際の対処と予防方法

 

もし、雪山でスキーに出かけていて、凍傷に陥ってしまったらどうすればいいだろう?

できるだけ早く応急処置を施しておかないと、後々指を切り落とさないといけない状況に

なってしまうかもしれない。

 

けど、親から授かった大切な体だ。できるだけ切除したくはないハズだ。

それでも、応急処置の仕方がわからなければ、どうする事もできない・・・・

 

そういった事態を防げるように、ある程度処置要領を覚えておく必要がある。

なので今回は、凍傷に陥ってしまった時の対処について説明していく。

 

 

そもそも「凍傷」ってなんだ?

凍傷(とうしょう)とは、寒冷地や雪山などで発症する、

「低温が原因で生じる皮膚や皮下組織の傷害」の事をいう。

 

極度の低温はもちろん、0℃を少々下回る程度の温度でも

長時間晒されると発症し、痛みを生じる。

 

特に手、足、花、耳などが障害を受けやすく、

そのまま放っておくと壊死してしまい、最悪切除しなければならなくなってしまう。

 

そうならない為に、まずは「凍傷」に陥る状況を防ぐべく、

予防する事から始めていこう。

 

 

凍傷を予防するために。

1 寒い状況から少しずつ慣れよう。

 

風邪をひかない程度に、薄着で過ごしてみたり、冷水に手足をつけてみたり、

寒いことに順応するべく、初秋から徐々に体を慣らしていこう。

これは、凍傷の為というよりも、寒い環境に慣れることに重点をおいている。

こうすることで、寒い地域で行動する事に慣れておこう。

 

2 露出部分を極限まで減らす装備をしよう。

目的地のフィールド・天候状態にあわせて、極寒の環境を想定した装備を用意しよう。

緊急時の非難用ツェルト、非常食、救急用品などのサバイバルキットも忘れないでおこう。

また、手足、頭、顔、首回りなどの露出部分も極限すべく、防寒、防風対策も万全に施しておこう。

 

3 行動中は雪を払い落とすクセを付けよう。

 

手袋や、服についた雪は、溶けて濡れる前に、こまめに落とすクセを付けておこう。

休憩中は時折、靴の中で指先を動かしてなにか変化がないかも確認しておこう。

また、温かい飲み物を用意しておいて、体温を温める処置をしておこう。

 

 

凍傷の症状について

 

もし行動中に、

  • 手足の指先が妙に痛い
  • 麻痺しているような感覚がある
  • 変色している

という異変が起きた場合、凍傷に陥る直前である可能性が高い。

 

同行者がいる場合はこまめに上記のような変化が起きていないかチェックしておこう。

 

野外では気温が低いため、凍傷にが進行していることに気づかないことが多い。

何も感じなくても、あたたかな小屋に入ってから痛み出す、水泡が出来てから気づく

なんて事も多い。一度凍傷にかかると再びかかりやすくなってしまうため注意が必要だ。

 

 

凍傷の度合い

度合い 色の変化と症状
軽度  淡泊  紅班  腫れ  冷感  刺すような痛み  表皮の硬化
中度 灰白色 紫紅色  腫れ  水泡  疼痛・うずくような痛み
重度 白蝋化 黒紫化  ミイラ化  知覚麻痺  痛みの消失  触れると木片のように硬い

 

次に凍傷になった際の応急処置について説明していく。

 

 

「凍傷」になってしまった際の対処要領

 

凍傷と低体温症は深い関係がある。

心臓、肺など中心の体温を逃がさない為に手足などの抹消の循環が犠牲になり、

凍傷にかかりやすくなってしまう。

もし、小屋などの安全な場所に避難できたのであれば、まずは、低体温症の応急手当を

優先していこう。

 

 

  • 雪で患部を擦る
  • 素手で直にマッサージをする
  • 患部をストーブ、焚火、ゆたんぽの高温の熱で温める
  • アルコール飲料をのんだり、喫煙をする
  • 患部にできた水泡を破る

 

 

1 その場所から非難しよう。

 

もし、凍傷が発覚した場所が野外の寒い場所である場合は、

まずはそこから避難しよう。

そのまま患者を寒い場所に晒しておくワケにはいかない。

症状が悪化していく一方なので、できるだけ早急に現場から避難して

小屋や施設などの安全な場所に移動しよう。

また、すぐに下山できる距離である場合は、すぐに登山を中止して引き返そう。

 

 

2 体を締め付けているものを外していこう。

 

もし避難して小屋などにたどり着けたのであれば、

身に付けているきつい衣類、指輪、時計などを取り外していこう。

こうすることで、手足の指先などの末端の組織まで血が行き渡る。

濡れている衣服や手袋なども外していこう。

この時点で、小屋の中で救助を要請できるのであれば、通報しておこう。

 

もし、そういった場所に非難するのが困難だったり時間がかかる場合は、

近くにある洞窟や天幕の中で、同行者の温かい手で冷えた耳や顔の表面を

温めてあげよう。凍傷にかかった手はわきの下、股の間に入れて、

その上から何枚も予備の服装をかぶせてあげよう。

 

 

3 救助を要請しよう

 

1と2の行動がある程度整ったら、救助を要請しておこう。(要請済みでない場合)

医療機関の専門医に今置かれている現状と今の症状がどうなっているかを伝えておこう。

そうすることで、ある程度どうすべきかアドバイスを受けることができるので、

それに従って動いていこう。

 

4 解凍しよう

3まで終わったら、救助が来るまで、解凍する準備をしていこう。

約40度のお湯に消毒液を垂らして、お湯の温度を一定に保てるように時々、

温度計か自分の肌を使って調節しながらお湯を患部に浸そう。

 

もし温度が下がってきたと感じる場合は、患部に直接当たらない様にさし湯をしていこう。

これを繰り返して、約1時間たったのち、患部に知覚が戻ってきて尚且つ患部がピンク色

柔らかくなってきたら、十分に解凍できた合図だ。

 

患部をお湯に浸すのをやめて、乾いたタオルで拭き取って保温しよう。

その後、滅菌ガーゼを丸めて指の間に入れ、その上からさらに滅菌ガーゼで患部を覆っておこう。

 

 




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