もしスズメバチに刺されたら 襲われないための予防とアナフィラキシーショックの対処方法

 

もし森の中を歩いていたり、家にスズメバチの巣ができてしまっていて

刺されてしまったら、どうすればいいだろう?

 

単体ではなく、集団で組織的に襲ってきて、

尚且つ飛ぶこともでき、強力な毒をもっている「スズメバチ」

 

被害は全国各地に及び、国内では毎年30~50人が命を落としている。

野外の生物でもっとも危険で驚異的な生き物ではないだろうか。

 

今回は「スズメバチ」に焦点を絞って書き綴っていこうと思う。

 

「スズメバチ」の特徴

 

オオスズメバチは日本最大種のスズメバチだ。

体長は約3~4cm程だ。この「オオスズメバチ」を含め、国内には7種類のスズメバチがいる。

都市部や人家周辺、平地、山麓、低山の雑木林などいたるところにいる。

 

もし万が一刺されると激痛が走り、痛みは時間が経つにつれて強さを増していく。

患部は熱を持ち、数分の内に大きく膨れ上がっていく。中には発熱する人もいる。

働きバチが巣を拡大する初夏から秋にかけてが最も危険とされている。

 

次にどうすれば刺されずに済むのかの予防法について説明していく。

 

「スズメバチ」に刺されないための予防法

 

1 黒などの暗色系の服を避けよう。

スズメバチは黒くて動くものにとても敏感に反応し、攻撃する。

髪の毛や瞳の黒色にも反応して襲ってくるほどだ。

 

なので、全身黒の服装などは絶対に避けよう。

赤やオレンジなどの明るい色の服を身に付け、できるだけ長袖長ズボンを心がけよう。

 

2 警戒領域には近づかないでおこう。

 

ハチには警戒領域(けいかいりょういき)というものが存在する。

種類 距離
オオスズメバチ 10m
黄色スズメバチ 6m
アシナガバチ 3m

 

これは、ハチでいう縄張りみたいなもので、この射程圏内に入ってしまうと狙われてしまう。

最初は体の周囲を飛び回ってくる。さらに近づくと「カチカチ」という警戒音を顎を鳴らして発する。

これが聞こえてきたら、できるだけ早急に現場を離れよう。もし襲ってきたら、全速力で逃げよう。

 

 

3 化粧や香水などは控えめにしよう。

スズメバチは、化粧品の匂いや、スプレーなどの刺激性のある異臭にとても敏感だ。

もし嗅ぎつけられたら興奮して襲ってくるので、登山や森などに何かしらの目的をもって訪れるとわかっている場合は、

できるだけ控えめに化粧をしていこう。できればノーメイクで行こう。

 

4 8月~10月は特に注意しよう。

8月~10月の期間はスズメバチの女王蜂が孵化して個体数が増えるタイミングだ。

もしこの期間に登山したりキャンプをするとなったら、より一層注意しておこう。

 

5 森の中では大人数で歩かない様にしよう。

スズメバチは、人間が歩行している時の「振動」にも敏感に反応する。

いかにもスズメバチの巣がありそうな雑木林や森の中ではできるだけ大人数でまとまってドスドス歩かない様にしよう。

 

以上がスズメバチに出くわさないための予防法だ。

次は、もし攻撃されそうになった時の回避方法について説明していく。



スズメバチが襲ってきた時の対処法

 

もしまだ襲われていない状態で、周囲を囲まれた上、複数もしくは大量のスズメバチが

自分の周りを飛んでいたら、そっと身をかがめてスズメバチの視界から見えない様にしよう。

 

衣服や体についてしまうと、シミのような痕がついてしまう。

これは、人間でいう、「敵が来たぞ!」とういう一種の合図のようなもので、

その香りに連動して他のスズメバチも反応して襲ってくる。

また、この香りは風に運ばれて、視界にいなかったスズメバチも連れてくるので非常に厄介だ。

 

これに警戒して静かに離れていても、ホバリングされたのであれば、攻撃の合図だ。

大きな羽音をたてて突進してくる。

 

これを経て、もし体のどこかにに激痛が走ったら、キミは襲われて刺された事を意味する。

1匹でも刺されてしまったなら、もう身をかがめてじっとしている必要はない。

 

そのまま姿勢を低く保ったまま、全力疾走しよう。

その場から20m離れることができたら、スズメバチの射程圏内を脱出できたと思っていい。

 

この時、逃げる事に気を取られて、気にぶつかったり、躓いて転んだり、

崖から落ちない様に気を付けよう。

 

もし刺されてしまったら

もし万が一刺されてしまったら、救急機関に見せる前に応急処置を施した方がいい。

今から一連の対処法を載せていくので、是非覚えておいてほしい。

 

1 スズメバチの射程圏内から脱出しよう。

 

一度刺されてしまったら、他のハチもキミを敵対視して襲い掛かってくる。

まずは全力を振り絞って、その包囲網から脱出しよう。

 

ハチも深追いはしないので、20m以上離れて襲ってこなくなったら安全なハズだ。

様子をみてスズメバチを振り切った事を確認したら、とりあえず深く腰を下ろそう。

 

2 毒を吸い取ろう。

持っているのであれば、ポイズンリムーバーを、

なければ手を使って絞り出そう。

 

 

3 薬を使おう。

次は傷口に薬を塗っておこう。

皮膚のかゆみや炎症を抑える効果のあるステロイド軟膏を直接患部に塗布していこう。

また、抗ヒスタミン剤を使う事で痒みの元となるヒスタミンという成分の働きを抑制する事ができる。

 

 

アナフィラキシーショックに気を付けよう。

 

キミはアナフィラキシーショックという症状をご存知だろうか?

 

アナフィラキシーショック(anaphylactic shock)とは、外部からアレルゲンが体内に入る事で、

急激に引き起こされる全身性の強いアレルギー反応が原因で起こるショック症状の事だ。

 

この状態に陥ってしまうと、

めまい

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 意識混濁
  • 呼吸困難
  • じんましん
  • 血圧低下

 

などの症状がでて意識を失ったあと死にいたる恐ろしいものだ。

 

アナフィラキシーショックに陥るのは、以前にもハチに刺された経験のある人だ。

ハチに刺されてしまうと、約20%の確率でアレルギー抗原が体に入っていく。

2度目に同じように刺されると、過剰な抗原体反応が起きて、

アレルギー症状を引き起こしてしまう。

 

症状としては、

  • 全身の震え
  • 嘔吐
  • 下痢
  • ショック症状
  • 血圧の急激な低下
  • 意識不明

 

などのとんでもない状態に陥ってしまう。

 

そのため、一度でもハチに刺された経験のある人は、

病院のアレルギー専門外来で検査を行おう。

もし検査して自分の体の中にアレルギー抗原が入っていた事が判明した場合は、

緊急時のアドレナリン自己注射キットを入手しよう。

 

 

 

以下にアドレナリン自己注射キットの使い方を説明していく。

 

アドレナリン自己注射キットの使用要領

 

もし刺されて二度目だった場合、早急にアドレナリンを注射しよう。

ハチ毒によるアナフィラキシーショック症状は心配停止までの平均時間は約15分だ。

その為、一刻も早く緊急処置を施そう。

 

普段から取りやすい場所に入れておく事も忘れない様にしよう。

また、同行者がいるときは、あらかじめ自分がアレルギー抗原保有者である旨を伝えておき、

いざ使うとなった場合、手際よく処置してもらえる様にしておこう。

 

使用要領については、大腿部(太もも)の筋肉に思い切り突き刺すだけだ。

 

ただ、注意点があって、アドレナリンの血中濃度は皮下注射に比べ、

約8分ほどで最高値に達するといわれている。そのため、

効果は約10~15分程度しかない。つまり、あくまでもその場しのぎでしかないので、

打ったらすぐに病院やレスキューヘリなどの医療機関に救助を要請しよう。

 




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