災害が発生したら“正常性バイアス”に陥るな!どんな意味の言葉?

 

キミは目の前で災害が発生したら、冷静に対処できるだろうか?

もし、冷静に対処できるならそれに越したことはないが、

あまりにも落ち着きすぎているのも、問題だ。

 

今回は、“正常性バイアス”というものについて触れていく。

 

「正常性バイアス」ってなんだ?

災害時には努めて冷静に、パニックにならない事が重要だが、

もう一つ注意したいのが“正常性バイアス”という心理だ。

 

自分にとって都合の悪い事象を、

 

  • 「まさかそんなこと起こるワケないだろう。」
  • 「パニクったらダサいな。」

 

と思うあまり、直面している事態に目を背けて

避難行動をとらない、もしくは、事の重大さを過小評価する特性の事を言う。

 

さらに正常性バイアスは、“多数派同調バイアス”と連動する事が多い。

“多数同調バイアス”とは、

危機に直面した際、とりあえず周りの人の状況を伺い、

  • 「あの人が慌てていないから大丈夫」
  • 「みんな焦ってないから大丈夫そう」

 

と思い込んでしまう心理の事だ。

典:防災システム研究所

 

この画像を見てほしい。これは、2003年2月18日午前9時13分、

韓国・大邱市の中央路駅で発生した火災発生時に乗客が撮影した写真だ。

 

車内に煙が立ち込めているのにも関わらず、乗客の多くが

ハンカチで口を抑えただけで、しばらくの間座席に腰掛けているのが

この写真によって判明した。

 

この事故によって197名が犠牲となる大惨事となったが、

数多くの死傷者を出した原因がこの“正常性バイアス”ではないか?

と専門家たちは指摘している。

 

 

東日本大震災でも、“正常性バイアス”が明暗を分けた可能性がある

事例が数多く報道されている。

 

毎日新聞によれば、宮城県山元町にある山下第二小学校では、

地震の直後から、迎えに来た保護者の身元を確認しながら

生徒を引き渡す作業をしていた。

 

その小学校は、海岸からわずか300mの場所に建てられていた。

通常なら即、津波から避難すべき立地であることから、明らかに

“正常性バイアス”に捉われていた事がわかる。

ところが、避難してきた男性から「早く逃げろ!津波が来るぞ!」

一喝された事で、“正常性バイアス”から解放。

ただちに4km離れた役場まで児童を避難させる事で、事なきを得た。

 

そこで、“正常性バイアス”に陥らないようにするにはどうすればいいのか?

残念ながら、心理学の世界でも、その答えは出ていない。

 

ただし一つだけ言えるのは、

「起きている状況を客観的かつ俯瞰的に把握する」訓練を行っておけば、

正常性バイアスに陥りにくい思考回路が構築できる可能性がある。

 

もし、そういった訓練を行うなら、冒険的要素がたくさん詰まった、

「アウトドア活動」がが最適だ。

 

アウトドアで遭遇するリスクは多種多様であり、同じ場所でも、

季節や天候によってその姿を変える。セオリーはあっても、絶対はない。

 

起きている状況を客観的かつ俯瞰的に把握する事から始めないと、

先へ進むのは難しくなっていく。

 

こうした思考ロジックに親しんでおけば、聞きに直面しても適切な

行動をとれるハズだ。

 

 




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