慌てるな!パニック状態に陥った時に思い出すべき“S.T.O.P”の合言葉

 

遭難などの極限状況の中で一番避けるべき事はなんだろう?

食料や飲料が無い事も恐ろしいし、不意のケガや

不衛生な環境によってもたらされる病気なんかも避けるべきだ。

ジャングルにいる猛獣や害虫、毒性生物も侮れない。

 

ただ、もし本当に、そういった極限状況に置かれてしまったのであれば、

遭難・災害、問わず一番に避けるべきことがある。

 

それは、精神を蝕んでしまう事だ。

パニック状態とは

パニック状態

ジャングルや砂漠で道に迷った事に気づいた時、

頑張ろうという反応に応じて副腎からホルモンという物質が分泌される。

 

このホルモンによって脈拍が上がり、呼吸は早く、浅くなる。

それに伴って、

 

  • 時間の経過が上手く認知できなくなる
  • 視野が狭まる
  • 手や足が震える

 

といった不都合が生じる。

これを“パニック状態”という。

 

 

もし万が一、遭難や災害に苛まれてしまったら、

まずは、自分の環境を整えた方がいい。

 

まず、パニック状態に陥らないように、ホルモンの影響を

押さえないといけない。

 

なぜなら、パニックに陥る事さえ避けていれば、

理性を保ちながら、作業を的確に行う事ができるからだ。

 

=生き延びる人達の共通点=

 

  • 落ち着いて、自分が生き延びる筋書きを立てる事ができる。
  • どんな状況に晒されているのかを見極める事ができる。
  • 客観的なスタンスで感情を自分でコントロールできる。
  • 極力“死”を意識しない。常に考えないようにポジティブでいる。
  • リスクをあらかじめ考慮して用意に対処できるかどうかの判断ができる。
  • 自然・その場の環境にあるものを積極的に利用しようとする。
  • 後々、直面するであろう脅威をできるだけ予測したり考えたりできる。

 

=生き延びるのが難しい人達の共通点=

 

  • 自制心を失い、冷静に計画を練る事ができない心理状態にある
  • 偏見や独断によって状況を決めつけ、その考えに当てはまる情報のみを集めたり信じたりする
  • 生存の可能性をネガティブにとらえる
  • 絶対に間違いはないと思い込み、確認や調査を怠る

 

パニック状態に陥ると・・

パニック状態

オスマン帝国からのアラブ独立闘争を描いた映画、

『アラビアのロレンス』という映画をご存知だろうか?

 

この映画のモデルになった“T.E.ロレンス中佐”は、

パニックに陥って命を落としたアラブ人について

こう書き残している。

 

「恐怖とパニック・・・これが脳を攻撃し、最も勇敢だった男を、1.2時間の内に、

下も回らずたわごとを話す狂人へと変えてしまった。そして、太陽と熱砂が彼を殺したのだ。」

 

少し大げさかもしれないが、パニック状態に陥る事が

どれほど恐ろしいものかを目撃者は知っている。

 

恐怖は人を内面から少しずつ蝕んでしまう。

パニックは人によって様々な形態をとるが、

 

概ね、以下のような行動をとる。

  • 方向感覚を失う。
  • 理性的な人間だったのに、不合理な行動をとるようになる。
  • 錯乱状態になる

 

多くの場合、被害者に自覚は無い。

この場合、周りにいる人間が手遅れになる前にその人を助ける必要がある。

そこで、まずは自分から、感情や不安をコントロールする事が必要だ。

 

ただ、サバイバルの時には何をどうすべきか、完璧に順序立てされた

チェックリストは存在しない。

 

なぜなら、その場の周囲の状況や直面している脅威、

その時の健康状態によって対応は変化するからだ。

 

しかし、最初に行う手順は変わらない。

その方法が、“S.T.O.P”と呼ばれる行動だ。

発狂しそうになったら“S.T.O.P”の合言葉を思い出せ!

この“S.T.O.P”という合言葉は、

  1. Stop       (止める)
  2. Think   (考える)
  3. Observe (観察する)
  4. Plan        (計画する)

 

の頭文字を取って表している。

要領としては以下の通りだ。

 

Stop  ムダに体を動かない

極力、ムダに体を動かす事は避けよう。

座って呼吸を整えて心拍数を下げたのち、

 

数字を3つ数えながら鼻から息を吸い、そのまま3つ数える。

また3つ数えながら鼻もしくは口から息を吐きだそう。

 

この呼吸法は、心を落ち着かせ、脳にリラックスするよう、

信号を送る事ができる。

 

Think   何ができるか考える

 

無事、落ち着く事ができたら、置かれた状況をみつめ、

どうすれば対処できるかを冷静に考えよう。

 

この時、できるだけ呼吸は深く、ゆっくりととろう。

そうすれば認知する機能が向上するからだ。

 

Observe    場の状況を深く観察して見極める

周囲の地形や周りにいる同行者の健康状態・心理状態、

特にケガの有無を把握しよう。

 

現状に向き合うためには何が必要で何が足りていないのか

を落ち着いて確認しよう。

 

Plan  合理的な計画を練って行動に移す

状況を把握したら、最も効果的な戦略を立ててみよう。

この時、必要に応じて計画を修正することを恐れてはいけない。

最終的にアイデアが思いついたのであれば、実際に行動に移そう。




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