救命ボートで遭難生活を送る事になってしまった時に取るべき行動と予備知識

 

この記事で説明したような、「船を捨てて海に投げ出された場合」はこのような対処を執れば

助かる確率は上がる。

 

ただ、もし、「救命ボート」もしくは「救命イカダ」に乗る事ができたら、

その時の対処は若干変わってくる。

 

今回は、「救命ボートの上でサバイバルする場合の対処」について説明していきたいと思う。

 

「救命ボート」の上でサバイバルする時の基本

もし、救命ボートに乗った状態で海上をサバイバルする事になったら、

最初に安全に収容できる人数の生存者を乗せよう。

 

この時、子供や弱者・負傷者はできるだけボートの中央に乗せよう。

 

暖かい海なら、全員がボートに乗り切らない場合でも、体力のあるものはボートの縁に捕まる事ができる。

中に乗っている者と時々交代しながら休んでいこう。

 

貯蔵品や備品はビニール袋にいれ、船にくくりつけておこう。

全員が命綱をつけ、食料の量を調べ、漂流日数から計算して割り当てを決めよう。

海上で気を付けておくべき「サメ」

 

サメは世界中に非常に多くの種類が生息していて、中には人間に危害を加えるサメもいる。

水の振動や血の匂いを感知して近づいてくるので、サメが寄ってくる要因を造らないようにしよう。

 

また、好奇心から救命ボートに近寄ってくることもある。

あまりそばまで寄ってきたり、ボートを破壊される恐れのある時は、大きな声を出したり、

毅然とした動きを見せる事で、興味を無くさせることができる。

また、鼻先をオールなど硬いもので殴ると、撃退する事ができる。

 

サメは空腹の状態で血や排せつ物の匂いが漂っている時、

もしくは、弱弱しく頼りない動きを感知した際に、

「簡単に捕らえる事の出来るエサ」だと思い、より狂暴になる。

 

救命ボートに備え付けられている「サメよけの薬品」を使うのは

サメが救命ボートの周囲を回り始め、突然に攻撃する体制になるまで待とう。

 

救命ボートを改良する。

救命ボートの中には非常用の器具や食料などが備え付けになっているものもあるが、

船に収納しやすい「簡単な作りの道具」の方が多い。

そのため、「万能な道具」というワケではないので、その点は留意しておこう。

 

また、簡単な作りの救命ボートの場合は、乗り移ったら、ただちに海や風、波しぶき

などをよける対策を取り、帆を立てる工夫をしなければならない。

 

「帆」を取り付ける場合

大きなレインポンチョやシートを垂直に立てた2本の櫂(かい)の間に張れば、風を利用した

推進力を得ることができる。

ただし、舵を取り付けていないので、方向を変える事が難しい。

 

「雨水」を集める場合

海の上では、真水を得る事は非常に難しい。雨が降ってきたら、ボートの上にビニールシートを

拡げて雨水を集めよう。たまった水はすぐに救って容器に入れ、雨水の飛沫が混じらない様にしよう。

 

「いかり」を付ける。

バケツに紐を通して救命ボートの後ろに流しておけば、悪天候でも転覆せずに済む。

船を離れる前に遭難信号が出されている場合は、その地点から動かないほうが救助されやすい。

いかりを付ければ、漂流防止にもなる。

救命ボートでの生活

 

海上では、日差し・波・雨などが襲ってくるので、できるだけそれらを避けるような工夫をしよう。

もし君がサバイバルキットをもっているのであれば、釣り針・釣り糸を使って魚をとらえる事ができる。

用意していないのであれば、船についている非常食かあらかじめ乗船していた船からもってきたバック等に

入っている菓子などを頬張ろう。

 

 

 

ただし、注意すべき点があって、「真水(飲み水)がない場合は食物をとらないこと」だ。

 

食べると消化の為に体内にある貴重な水分が使い果たされてしまう。

発汗で水分が失われないよう、できるだけじっとしていよう。

 

水を集めたり陸地を探したりするために、交代交代で常に誰か見張りをつけていよう。

もしくは全員で探そう。

 

食料を獲る

もし「サバイバルキット」を持っていなくても、魚を獲ろうとする事はできる。

シャツなどの衣服を、救命ボートの側面に取り付けた櫂に縛り付ける。

 

これが、水面付近を泳いでいる魚を獲る「流し網」になる。

この時、海に落ちたり、櫂を無くしたりしない様に気をつけておこう。

 

また、流木や漂流物には、海岸に棲む生き物が付着している事もあるので、

若干抵抗があるかもしれないがそういった生き物も「食料」として流用することができる。

 

パンクを直す際

救命ボートには必ず緊急用の修理セットが備え付けられている。

ゴムの部分がパンクしたら、何か硬いモノ、例えば「ドライバーで布をくるんで、

紐でしばったもの」などを穴に差し込んだあとに応急修理を施そう。

 

最初に穴を塞いでおかないと、空気が抜けていき、修理が終わる前に沈没してしまう恐れがあるためだ。

 

しっかりとした修理用具があって、パンクした部分を濡らさない様にできる場合だけ、

本格的な修理をしよう。

救命ボートから信号を送る際

救命ボートの上では他の船や飛行機の注意を惹くのは難しいが、炎を使えば発見される

可能性はグンと高まる。

 

炎の種類には、

  • 夜の沖合や霧の中でだけ使えるもの
  • 昼間の日光の下が一番良く目立つもの

 

がある。

 

手に持ってかざすものもあり、特殊な銃で撃ち上げるロケット式のものもある。

 

夜用の信号

レッド・パラシュート・フレア

90メートル上空で炸裂し、周囲約10kmの範囲から見える信号。

他の種類よりも、炎が長く持続する。

 

レッド・ハンドヘルド・フレア

手に持つか、櫂の先に縛り付けて、炎をできるだけ高く上げる。

周囲5kmの範囲から見える。視界の利かないときや暗闇、風の強い時には、この種類を使う。

 

昼用の信号

サンフレアー

弱い風があって視界が効く昼間にしか使えない。風の方向に向けて使う信号。

 

衝突防止のホワイトフレア

 

存在を知らせて衝突の危険を回避するための信号。

他の信号筒を使い果たした場合に使うものだ。

夜間や、距離が近い時がもっとも見やすい。

 

陸地を示す手がかり

 

長期間、救命ボートで「遭難生活」を満喫していくと、眺める景色に慣れてくる。

いつもと違った兆候があった際、すぐに気づくハズだ。

 

もしかしたらそれは、「すぐ近くに陸地が示す事を示すサイン」かもしれない。

 

晴れた空に積雲が浮かんでいる場合

陸の上の積雲には、「ラグーングレア」と呼ばれる、

浅い水の照り返しで緑色に光って見える部分が良く見られる。

 

鳥が飛んでいる場合

海鳥が1羽飛んでいれば、陸まではまだ距離があるが、鳥が群れをなして飛んでいる場合、

その地点から100km圏内に海岸があるハズだ。

鳥は午後遅くになると、浜辺や崖や内陸のねぐらに帰るため、この兆候を見逃さないでおこう。

 

アザラシがいる場合

 

アザラシを見つけたら、陸が近い確かな目安だ。

アザラシは陸からあまり遠くへは行かないためだ。

 

ちなみにこの画像は、このブログの兄弟サイトである、

「AZARASSY NEWS~あざらしい ニュース」のものだ。

 

最後に

 

海上での健康上の問題も度外視することが出来ない。

日焼け・風ヤケ・海水による皮膚のただれなどが多い。

 

常に覆いで日差しを避けるようにしよう。

海水に手を浸さず、ボートも極力乾いた状態にしておこう。

 

手を洗う時も、できれば真水を使い、ハンドクリームの代わりに油を塗って

ただれを防ごう。

生の魚ばかり食べていると、排泄が少なくなって、腸の動きが不活発になり、

便秘や腹痛を起こすことがある。

その場合、得に真水が不足している時の唯一の対処法は、

食べる量を減らす事だ。

 

 

 

 

 




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