沈没する船から脱出して水面に飛び込んだら 海上で生き残るために行うべきこと

 

もし、乗っていた船が難破してすぐさま脱出しなければならなかったら、キミならどうする?

船が難破すること自体がめったに起きないことかもしれないが、

「100%沈まない」という保証はどこにもない。

 

また、乗客船には必ず救命ボートや浮き輪が備え付けてはあるが、

数に限りがあるし、乗り遅れてしまったなんてケースだってある。

 

そのため、どんなに起こる確率が低くとも、常に最悪のケースが起こる事を想定して

いると、いざという時に迅速に動ける。

 

今回は、「船が難破して海に飛び込まなければならない時にとる行動」について

説明していきたいと思う。

 

船から脱出する際に伝えておくべきこと

 

「海上で船を捨てる」という行為は、きわめて深刻で危険な行動だ。

たとえ船体がひどく損なわれていたとしても、船の中は暖かく、

また、寝る場所や水、食料がある。

無線や火を起こす道具、その他、命をつなぐ様々な設備も設置してある。

 

したがって、船にいること自体が危険になるギリギリのタイミングまで、

動かないでおこう。

 

 

また、以下のルールを守っておくと、生き残れる確率が上がるので参考にしよう。

 

覚えておくべきルール

 

  • 船が沈むことがハッキリしている場合以外、船から離れないこと。
  • 水に飛び込む前に、ライフジャケットをきちんと体に取り付けられているかどうか確認すること。
  • 体が冷えない様に十分に着込んでいるかどうかを確かめておくこと。
  • 水に入る前にあらかじめライフジャケットを膨らませないこと。
  • 注意を引く必要が生じた場合は、ライフジャケットに入っているホイッスルを鳴らすか、片手で水しぶきを上げるか、手を振って合図すること。
  • 燃料が燃え上がっている場合は、その下を潜って通り抜けるか、平泳ぎで水をはねながら息継ぎをする空間を作ること。
  • 陸が見えている場合でも、海流に逆らって泳がないこと。

 

 

まず最初にライフジャケットを装着しよう。

 

もし、船から脱出しなければならないとなってしまったら、

まず最初に船に備え付けられている「ライフジャケット」を手に入れよう。

装着要領は必ず記載されているので、それにしたがって、素早く着こもう。

 

もし、万が一、見つからなくてそのままの状態で脱出しなければならない場合は、

やむを得ない。探すのを諦めて脱出しよう。

 

下にライフジャケットを装着していない場合の対処について載せておくので、

このまま読み進んでも大丈夫だ。

 

 

 

船から脱出する際に

 

できれば海中に飛び込まないで、ハシゴを降りて救命ボートに移ったほうがいい。

体が濡れて体温が下がるとパフォーマンスが落ちてしまうし、

低体温症にかかるリスクが急激に上がってしまう。

 

 

もし、ハシゴが無く、そのまま海中にドボンと飛び込まなければならない場合は、

身に付けているライフジャケットが他の物に引っ掛からない様に気を付けよう。

 

ジャケットがきちんと体に縛られており、まだ膨らんでいないことを確認する。

水の中に漂流物などがいないか良く確かめた上で、船の一番低いところから飛び降りよう。

飛び込む時の体勢について

1 手のひらで口を覆い、花をつまんで、海水が入らない様にする。

その手が動かない様に、もう片方の手で押さえる。

同時にひじでライフジャケットを抑えることができる。

 

2 頭を上げたまま、背筋を伸ばして、水の澄んでいるところに飛び込もう。

空中で体を真っ直ぐにし、水面に達する直前に足をしっかり交差させよう。

 

着水したら、ライフジャケットのひもを引くか、マウスピースで膨らませよう。

沈んでいく船には近づかない様にしよう。足を使いながら、泳いで遠ざかろう。

 

ライフジャケットを使って浮くときの姿勢

 

HELPについて

HELP(Heat-Escape-Lessening Posture)は、体温の発散を最小限にとどめる為に考えられた

姿勢だ。ひざを持ち上げて腕を腹の前で組み、熱を逃がさない様にする。

こうする事で、体温の低下をできるだけ小さくする事ができる。

 

複数名でいた場合

 

複数人でいたのであれば、子供を中心にして、全員が体を寄せあおう。

胸が触れ合うぐらいできるだけピッタリと寄り添う事で、体温の低下を防ぐことができる。

この時、疲労から眠くならない様に気を付けておこう。

 

溺死を防ぐ方法

 

海水中では、人間は非常に浮きやすい。泳げない人でも、服を着たまま浮く事ができるので、

落ち着いて、パニックにならないようにしよう。

 

また、仰向けに浮いて、波にのまれない様に顔を外に出しておこう。

 

それがムリそうであれば、次の方法をとれば、静かに浮きながら、

規則的に顔を上げて息を吸う事ができる。

 

1 水面で顔を沈める

体の力を抜けば、水面近くまで自然に浮き上がる。

顔は水につけておき、息をするときには、足で水を踏むようにして水面に浮きあがる。

 

2 息継ぎをする

水の中ですっかり意気を吐き出してから、手で水をかいて頭を水面に出して息を吸う。

 

3 1にもどる

口を閉じ、腕を伸ばして水面に置くようにして、顔を再び水につける。

次の息継ぎまで、足も後方で浮くにまかせる。

 

コレを繰り返し行っていこう。

 

この時、流木や船から捨てられたゴミなど、浮く助けになるものは何でも集めよう。

こういったゴミも浮き具として使える。

 

冷たい水の中で水面を浮く場合

 

泳ぐと、じっとしているより早く貴重な体温が失われる。(早く死ぬ)ので、

ライフジャケットで、上に載せた「HELP」の姿勢をとるか、

 

漂流物を浮き具として使おう。服は、靴も含めて着たままでいよう。

服の中の水が体温で暖まり、ウェットスーツのような役割を果たしてくれるからだ。

 

なるべく体温が保たれるように、頭と肩は水の上に出しておこう。

 

↑このイラストに描かれている4箇所が、「冷やされると体温が奪われる部分」だ。

この部分には、血管が表面に近いところを走っている。「HELP」の姿勢をとれば、

こうした部分を守ることができる。

 

浮き具を作る方法

 

泳げる人でも、呼吸したり、頭から体温が失われないようにしなければならないので、

頭を水の上に出しておくために、「浮き具」が必要だ。

 

丈夫な素材のジーンズを履いていれば、ズボンで間に合わせの浮き具を作る事ができる。

 

1 足の部分を縛る

足で立ち泳ぎをしながら、ズボンの左右のすそ同士をキッチリと縛っておこう。

 

2 空気を入れる

ベルトか前開きの部分を持って、できるだけたくさん空気が入る様に、

頭上から前に向かって勢いよく水面に振り落とそう。

必要なら何回か繰り返す。

 

3 そのズボンを首から通す。

 

ズボンの両足の間から頭を出す。水の中でウエスト部分を締める。

必要に応じて、また空気を入れよう。

 

 

 

 

 

 

 




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