アンボイナガイに刺されたら 毒針の抜き方と対処方法

 

 

海なんかで遊んでいるといろんな危険生物に出くわすことがある。

サメなんかもウヨウヨしているだろうし、クラゲもいる。

 

また、溺れたりなんかもするし、波だって襲ってくる。

海は陸地や山地以上に毒をもった危険な生き物がたくさんいる。

 

今回はアンボイナガイという毒を持った貝について触れていきたいと思う。

 

アンボイナガイって何?どんな貝?

 

アンボイナガイとは、伊豆諸島・紀伊半島以南の磯に棲んでいる毒を持った貝の事だ。

貝類の中でもとりわけ強い毒性を持ち、沖縄県などでは、

猛毒を持った「ハブ」になぞらえて「ハブガイ」とも呼ばれている。

 

イモガイ科の中でも大型な方で、大きいもので13cm程もある。

浅瀬のサンゴ礁に多く生息している。夜行性で昼間などは石の間にじっと潜んでおり、夜間に行動し始める。

 

エサである小魚にある程度接近すると、獲物に気づかれない様に少しずつ吻を伸ばしていく。

射程圏内に入ると、歯舌と呼ばれる返しのついた恐ろしい毒針を勢いよく発射する。

 

見事命中すると、麻痺して身動きが取れない獲物にゆっくりと近づいていき、最後には丸のみしていく。

 

アンボイナガイの毒は「コノトキシン」と呼ばれる神経系の毒だ。

この毒の強さは、インドコブラの37倍と言われているほど、強力だ。

 

アンボイナガイに刺された時の痛みはほとんどない。ただし、そのまま放っておくと、

20分ほどで、神経系の器官に異常をきたしていき、

  • のどの渇き
  • めまい
  • 呼吸困難
  • 血圧低下

などの症状が出始め、最終的には死に至る。

 

運が悪いことに、今現在の医療機関ではアンボイナガイの血清は存在しない。

なので、病院にたどり着いて診てもらっても、毒が抜けきるまでは耐えるしかない。

 

症状のピークは刺されて5~6時間程で、12時間以上持ちこたえたのであれば、

無事に峠を越えたと思っていい。後遺症なども無く今まで通りの生活が送れる。

 

沖縄県民はこの貝の事を「ハマナカー(浜中)」とも呼んでいる。

これは、刺されてしまうと、病院にたどり着く前に、浜の真ん中で息絶えてしまう事から来ている。

 

また、英名では“Cigarette snail(シガレットスネイル)”「タバコの巻貝」と呼ばれている。

この名前には「もし万が一刺されてしまっても、タバコを嗜む時間なら生きられる」という事に由来する。

つまり、もし刺されてしまったら、タバコ1本吸う程度の時間しか生きられないし、

病院に行こうにも、救助隊員が来た頃には既にオダブツになっているという非情に恐ろしい貝だ。

 

 

アンボイナガイに刺されないよう予防するには?

 

1 派手な色をした貝や生き物に触らない様にしよう。

アンボイナガイの貝殻はその美しい模様から、コレクションの対象にもなってる。

たまに、売店で貝殻のみがお土産屋に売っていたりする。

 

アンボイナガイなどの海の生き物だけに限らず、派手な色や魅力ある模様をした

地球上の生き物は、極力触らない様にしよう。

 

「俺は強力な毒を持っていて危険だぞ。食用にも適さないから、絶対に近づくな!」という、

一種のアピールや誇示でもあるのだ。

なので、潮干狩りやダイビングで変った色の貝殻を見つけても、絶対に触らない様にしよう。

 

2 潮干狩りなどで、子供を連れて行く時は離れない様にしよう。

小さい子供は、無邪気で好奇心旺盛だ。

変った色の貝なんか見つけたら真っ先に触る可能性が高い。

 

そのまま生きたアンボイナガイをポケットに入れて、親に見せようと、帰る途中に

グサリなんてケースもある。

 

まだ幼い子供だと、危機を察知する能力や判断力が未成熟な事が多い。

なので、この場合、親が近くで監視する必要がある。

 

もし、潮干狩りに行く直前で嫌な予感がしたら、素直に諦めて帰るのも手だ。

杞憂で終わっていたかもしれないが、もしその嫌な予感が的中していたら、

「楽しい潮干狩り」「人生で一番後悔した日」に代わる事だって十分にある。

 

次に、もし刺されてしまった時の対処要領について説明していく。

 

もしアンボイナガイに刺されたら

 

この対処はポイズンリムーバーを使う説明が混ざっている。

 

1 まずは助けを呼ぼう。

まず第一に救助を要請しよう。

スマホ等の通信機器を持っていたら、医療機関に通報して、

周りに人がいるのであれば、救助をお願いしよう。

 

医療機関に通報して救助員が来るように事を運んだら、

次に歯舌を抜き取る準備に取り掛かろう。

 

2 刺さっている歯舌を抜き取ろう。

もし、アンボイナガイに刺されたことが明確に分かったら、歯舌を抜き取ろう。

この歯舌は長く、深く突き刺さっていることが多い上に、返しが付いていて、力づくで抜き取れない。

 

そのためナイフや包丁などの刃物で刺された部位を少しだけ切開する必要がある。

とても勇気のいる事だが、背に腹は代えられない。頑張って切り開こう。

 

歯舌の返しの部分が見えてきたら、肉を押さえつけながら歯舌を抜き取ろう。

 

3 ポイズンリムーバーを使って毒を吸い出そう。

ポイズンリムーバーを使って毒を吸い出そう。

もし無いのであれば、マッサージと同じ要領で揉みながら、毒を傷口に押し戻そう。

 

この時、タオルや手ぬぐいなどの布で圧迫止血して、

体の前進に毒が行き渡らない様にしよう。

 

4 医療機関に引き渡そう。

通報した救助員が現場に到着したら、

詳細を伝えて引き渡そう。

 

アンボイナガイに刺された事を伝えておけば、

病院側は手際良く治療を進められる。

 

 

 




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